第6回口頭弁論期日
2017年3月17日
「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の第6回口頭弁論期日が行われました。
各当事者から準備書面,証拠が提出された後に,自然あふれる津島地区の人情味豊かな地域社会での人々の生活を事故前に撮影した映像の証拠調べを法廷にて行いました。
その後,原告側からの意見陳述が行われました。
- 原告(60代女性):地域住民が支えてきた津島診療所の看護師であった原告から見た,本件原発事故後の混乱と患者たちの苦難と被害
- 原告(80代男性):津島地区のあちこちに三春の滝桜を咲かせる活動を長年してきた原告が,本件原発事故後も津島地区にたびたび立ち入り,桜の世話をしてふるさとへの思いを深めていること
- 原告代理人:第14準備書面(東京電力は2008年に詳細な津波試算を行ったが,それを津波対策に生かさなかったこと)
- 原告代理人:第15準備書面(津波による本件原発事故は十分に回避できたこと)
- 原告代理人:第16準備書面(津島の固有性(歴史と自然と人々のつながり)について)
なお,その後,当事者間において進行協議期日が行われました。
次回期日は,2017(平成29)年5月12日(金)午後2時00分から行われます。